結論:資産3000万円は「自由を感じられる金額」だった

「資産3000万円を持つとどうなるのか?」
──高配当株投資をしている私の実体験をお話ししていきたいと思います。
結論から言えば、「資産3000万円あると、自分らしく自由に生きるための“選択肢”が一気に増える」ということです。贅沢三昧というわけではありません。ただ、配当金で好きなことにお金を使っても、心に余裕が生まれる感覚。これが想像以上に人生の幸福度を高めてくれました。
資産3000万円はどれほどすごいのか?客観データから見えるポジション
では、資産3000万円というのは、世間的に見てどのくらいの位置にあるのでしょうか?
ここで、野村総合研究所が2023年に発表した「NRI富裕層アンケート調査」のデータを見てみましょう。
日本の世帯資産(金融資産)の分布は以下の通りです。

資産3000万を保有している人は、いわゆる「アッパーマス層」に該当します。この層に入っているのは576.5万世帯で上位約20%以内に入っています。
このデータからも、資産3000万円というのは、多くの人にとってまだまだ「特別なライン」であることが分かります。
資産3000万円から得られる現実的な“自由”
私は現在、資産としては現金・株式・投資信託などでおよそ3000万円ほどを保有しています。その一部を高配当株やETFなどに分散投資しており、年間の配当金収入は約80万円ほどになっています。
もちろん、これだけで生活することはできませんが、月にすれば約6〜7万円の“副収入”があるのと同じです。
この配当金をどう使っているかというと──
- 年間5回以上のキャンプ
- 念願だったバイクの中型免許を取得(この年で…と自分でも笑いましたが)
- 家族旅行を年に2回は実施(USJや夫婦共通の趣味の神社めぐりなど)
すべて配当金の範囲内で楽しめています。
これは「お金に働いてもらう」ことが現実になった一例だと思っています。
なぜ資産3000万円で“自由”を感じられるのか?

理由は大きく3つあります。
1. お金の不安が減る
仮に失業や病気があっても、すぐには困らない──という安心感は何にも代えがたいです。資産があることで、精神的にも余裕が生まれます。特に現在(2025年7月)私は有給を使用して休職中なので、基本給しかもらえず、配当金が残業代代りのような形になっています。休職中でも残業代がもらえていると考えるとかなりすごいのでは!?と自画自賛しています 笑
2. 選択肢が増える
資産3000万あることで、「新しいチャレンジをしてみよう」という気持ちになれます。私もバイク免許や不動産投資に興味を持ち始めました。
3. お金を「好きなことに使う」ことができる
配当金を旅行や趣味に使えることで、「頑張って働いているご褒美を自分にあげられる」感覚が生まれます。人生の満足度が高まります。
資産3000万円で“リタイア”できるのか?
では、資産3000万円あれば「仕事を辞めても大丈夫」なのでしょうか?結論から言うと、リタイアは可能だが、生活水準に大きく依存します。
たとえば、年間支出が200万円未満の質素な暮らしができる人ならば、60歳でリタイアしても老後資金としては何とか足りるかもしれません。
しかし現実は、以下のような支出が発生します。
- 国民健康保険・年金
- 住宅維持費
- 食費・光熱費・通信費
- 子どもの教育費や家族イベント
これらを考慮すると、3000万円で一生安泰というのは正直厳しいと思います。ですが、セミリタイア(週に2〜3日の仕事で補完)や、FIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指すステップとしては十分な額です。
資産3000万円が新しい挑戦への後押しをしてくれる
資産が一定額を超えると、私の場合は不思議と「新しいことへの挑戦」の意識が出てきました。
特にメンタルを病んで休職となり考えるようになったのが「人生は有限である」ということと「いつまた働けるようになるかわからない」ということ。
もし今後メンタルが悪化し、会社を辞めることになり収入が0になった場合。現状の資産から生活費を捻出するとすると、配当金80万の他にインデックス投資の4%切り崩しなどを実施すれば、大体年間120万ほどの収入を確保できそうですが、家族3人で暮らすには心許ない数字です。
そこで現在検討しているのは不動産投資。
中古の戸建て、中古アパートなどを購入して賃貸に出すことで定期的な収入を得ようという考えです。
配当金やインデックスの年利は約4%。しかし、不動産ならば場所や物件選びさえ間違えなければ、利回り8〜10%前後の安定収入が得られる可能性もあります。
資産3000万であれば、1000万くらい不動産にしても良いのでは?と考えています。
この考えが欲から来たものなのか将来を考えた上できたものなのか、冷静に判断する必要があります。もちろんリスクもあるため、今は本から学びつつ、少しずつチャレンジを検討している段階です。
資産3000万円という「基盤」があるからこそ、次の挑戦にも気持ちを向けられるのです。
資産3000万円を目指す人へ:未来は確実に変わる
この記事を読んでいるあなたが、もし今「資産3000万円なんて無理だよ…」と思っていたとしても、正直、私も10年前は同じでした。
少額から投資を始め、支出をコントロールし、副業や昇進を通じて着実に資産を築いてきました。そして今、ようやく「お金の力」を感じています。
資産3000万円を持つと得られるメリット

- 不安が減る
- 好きなことに時間とお金を使える
- 新しい挑戦に前向きになれる
- セミリタイアやFIREが現実味を帯びてくる
資産3000万円は、ただの数字ではなく「人生の自由度を上げるパスポート」だと思っています。
まとめ
- 資産3000万円は日本で上位20%に入る
- 年間80万円の配当収入が自由な時間を生み出す
- 趣味や旅行、学びにお金を使える精神的な豊かさ
- 不動産投資やセミリタイアにも現実味が出てくる
お金は目的ではなく、手段です。
でもその手段が、人生の幸福度を確実に底上げしてくれる──それを私は、資産3000万円を通して学びました。