
こんにちは。今日は少し重たい話になりますが、私が「なぜ休職に至ったのか」、そして「今どんな気持ちで日々を過ごしているのか」を、正直に書いてみようと思います。
私は現在、会社を休職中です。(2025年7月現在)
病名がついたわけではないですが、自分でも「もう限界だ」と感じ、医師と相談のうえで休むことにしました。
表面上は「普通に働いている人」に見えていたかもしれません。
実際、周囲から見ても「残業40時間程度なら大したことない」と思われるような働き方でした。
でも、仕事の種類と量が完全にキャパオーバーになってしまい、精神的に壊れてしまいました。
キャパオーバーという見えにくいストレス

休職する少し前から、明らかにおかしくなっていった自分がいました。
- 朝、布団から出られない
- 通勤中、体がだるい
- 気づいたら溜息ばかりついている
- ちょっとしたことで涙が出そうになる
残業時間そのものは月40時間ほど。
もちろん楽ではありませんが、世間一般で言われる「過労死ライン(月80時間)」には程遠い数字でした。(というより40時間以上の残業は許されない雰囲気)
それでも、私は完全にいっぱいいっぱいだったのです。
その理由は、業務の“種類”と“中身”が異常に多かったことにあります。
一つのことをやり切る前に、次から次へと新しい仕事が降ってくる。
「この件、◯◯さんがやってくれるよね?」と当然のように振られ、断る余地もない。
一つの案件に集中しようにも、電話、メール、相談、突発対応…。その連続。
頭の中は常にマルチタスク状態。
何かを忘れていないかと常に不安。
心がまったく休まらない状況でした。
引き継ぎなき異動・退職の余波
そのようになった要因が3名の異動・退職です。
それぞれが担当していた業務のほとんどが、私に割り振られました。
引き継ぎ? ありませんでした。
一つひとつ、過去の資料をひっくり返しながら手探りで対応する日々。
聞ける相手もいない。
自分なりに調べてなんとか回す。
当然ミスも出る。
怒られる。
でもやらなきゃいけない。
「全部、私がやらなきゃいけないのか…」
そう思ったとき、気持ちがふっと折れたのを今でも覚えています。
「働けなくなった自分」を認めることの苦しさ
休職を決めたとき、ものすごく怖かったです。
「ここで止まっていいのか?」「甘えだと思われないか?」「戻ったらどうなっているんだろう?」
そんな不安が渦巻きました。
でも、そのときの私は“壊れかけた機械”のような状態でした。
表面上は動いていても、内側は崩れ落ちそうになっていた。
「ここで止まらなければ、自分は本当にダメになる」
その感覚だけは、はっきりとありました。
休職中の生活とお金の不安
幸いにも、休職中は「積立休暇」を使うことができ、基本給は支給されています。
ただし、残業代は出ません。
私のように残業代が収入の一定割合を占めていた人間にとっては、これが結構キツいです。
「生活費、足りるかな…」
「家族に迷惑をかけるのでは…」
そんな不安は、正直、今もあります。
救ってくれたのは「過去の自分の選択」だった

でも、ひとつだけ良かったことがあります。
それは、これまでコツコツと資産形成と投資を続けてきたことです。
- 投資信託の積立
- 配当株への投資
- 以前住んでいたマンションの売却
こうした取り組みを、続けてきました。
そのおかげで、今は毎月の配当金や分配金を得ることができています。
この配当金は、ただの生活費の足しというだけではありません。
私はこのお金を使って、家族と過ごす時間を増やすことや、今までやりたくても出来なかった事をすることに決めました。
お金があるから「楽しむ」ではなく、「大事な時間に使う」
先日は、一人でバイクをレンタルしてソロキャンプに行ってきました。
焚き火を前に食べるご飯、不便の中に小さなトラブルがありながらも一人でそれを乗り越える楽しみ、こんなにも心が満たされる瞬間があったのか、と、ふと思いました。
投資は未来のためのもの、というイメージが強いですが、
今の自分を支えてくれる“時間を買う手段”でもあると、今は思います。
この考え方は、正解じゃないかもしれない
もちろん、この生き方が誰にとっても正解だとは思っていません。
高配当株投資だって、効率が良いとは言えませんし、
もっと早くに復職している人もいます。
でも、私にとっては「これが今の自分に必要な時間」だったと心から思えます。
最後に
もし今、同じように「キャパオーバーで辛い」「でも休んでいいのかわからない」と思っている方がいたら、
どうか一度、立ち止まって自分の声に耳を傾けてみてください。
「心が壊れる前に止まる」ことは、決して弱さではありません。
むしろ、自分や家族を守るための勇気ある選択です。
そして、もしもこれを読んでいる“過去の私”のような人がいたら、
休んでいい時間と、立ち直れる力がきっとあることを伝えたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
同じように悩む誰かの、ほんの少しのヒントになれば嬉しいです。