休職中の過ごし方 〜心と身体を整え直す、僕のリスタート〜

メンタル

休職。
その言葉を口にするだけで、何かネガティブな響きを感じる人も多いかもしれません。私も最初はそうでした。
でも今は自分を立て直す大事な時間と考えるようになりました
この記事では、私が実際に休職中にどんなことをしていたか、どんな気持ちで過ごしていたかを率直に綴ってみたいと思います。

この記事を読むと今の働き方に疑問を持っている方、疲れが溜まってしまっている方は考え方やストレス解消の参考にしていただけると思います!

結論から言うと悠々自適に過ごさせていただいていますw
ただ、この余暇のような時間を使って色々と考える事ができました。


まずは「何もしない」をする

休職初日、私がまず行ったのは「何もしないこと」でした。
これは主治医からのはっきりとした指示でもありました。

「まずはとにかく睡眠を取りなさい。身体が先、気持ちはあと。」

朝はゆっくり起きて、眠たければ昼寝をし、夜は少し早めに布団に入る。
会社に通っていた頃は毎日6時間ほどの睡眠だったのが、休職後は8〜10時間眠る日々が続きました。

最初は自分が怠けているような罪悪感もありましたが、徐々に体が軽くなり、気持ちが前向きになっていく感覚がありました。


念願のツーリングソロキャンプへ

少し元気になってきたタイミングで、私はバイクをレンタルし、念願だったツーリングソロキャンプに出かけました。

実はバイクで公道を運転するのは初めてw

レンタルしたバイクに最初は戸惑いながらも徐々に慣れ、岐阜県キャンプ場までの道のりも、自然の中で食べるご飯も、焚き火を見つめる夜も、とにかく一人でいることの贅沢さを感じました。

また、家族もいない自分だけの時間を贅沢に使っている感覚がとても幸福でした。


ゴルフの練習も再開

社会人になって猛烈におすすめされ、嫌々だったゴルフ。最近は自分の楽しみとしてゴルフの練習ができるようになりました。

平日の昼間なのになぜかゴルフ場は人がいっぱいw

定年退職されたであろう方々がたくさんおられました。
ゴルフは一生続けられる趣味の一つなんだろうなと実感。


ラーメン食べ歩きで小さな幸せを取り戻す

「今日はどこのラーメンにしようか?」

休職してからというもの、ラーメン店巡りが小さな楽しみになりました。
気になる店をリスト化して、週に2〜3店を訪問。

夫婦2人で出かけるきっかけにもなり、美味しいラーメンをすすりながら、
「こんなにシンプルなことで幸せを感じられるんだな」と思える自分に出会えました。


子どもがいない昼間の夫婦時間

普段、仕事に追われていた頃は、妻との会話も子ども中心、あるいは家事・育児の連絡ばかり。
でも、休職して平日に時間が取れるようになり、子どもが学校へ行っている間に、二人だけで話をする時間ができたんです。

基本的に妻のおしゃべりを聞いている私です。改めてお互いの価値観や考え方を確認し合える貴重な時間になりました。

「子供が独り立ちしたらずっとこんな感じかな?」と、二人で笑い合いました。


挫折したブログに、再チャレンジ

実は私、過去に一度ブログに挑戦したことがありました。
でも途中でネタが尽きたり、仕事が忙しくなって放置……。

けれど、休職中に時間ができたことで、ふと思い出し、「今だからこそ書けることがある」と再開してみました。

自分の経験が誰かの支えになったらいいな
アクセスはまだまだ少ないですが、そんなふうに考えております。


働き方と人生の見直し

休職中にいろいろなことを経験し、自分の心の声に耳を傾けてみて、ひとつ強く思ったのは、

「このままの働き方で、ほんとに自分の人生幸せか?」

という問いでした。

毎月の給料はありがたいけど、体調を崩すほどの働き方をして得られるお金に、「自分の価値を預けてしまっていいのか?」と。

前々から薄々と感じていたからこそ、休職前から配当金の運用や資産形成を実施してたんだと思いますが、休みが長くなるにつれてどんどん思いは強くなっていきます。

このまま仕事を続けたらどうなるか

休職前の生活を振り返ると、「このまま仕事を続けていたら、確実に潰れていた」と断言できます。

たしかに、責任あるポジションを任され、仕事の成果も認められていたと思います。しかしその裏側で、明らかに自分の心と体は削られていました。周囲は「頼りにしてるよ」と言いながら、私の負担を減らすことはしてくれない。そもそも、出世レースに乗ってしまった以上、求められるのは「自己犠牲ありき」の働き方だったのです。

出世レースに乗るか乗らないか

出世レースに乗るべきか否か、休職中に何度も考えました。会社での地位や年収は確かに大事ですが、そのために何を失うのか。心身の健康、家族との時間、自分の時間──そうした「人生の本質的なもの」を犠牲にしてまで得たい地位なのか?

正直、もう一度レースに戻ることに強い抵抗を感じます。実際、私が何度も「後輩に仕事を振り分けたい」と上司に提案しても、「次期管理職候補としてこの業務はやってほしい」と押し返され、全く負担が減ることはありませんでした。最終的に私がメンタルを崩した後にようやく、後輩たちに仕事が割り振られたという事実。これが何よりも現実を物語っています。

出世レースに乗らないという選択肢

もし出世レースに乗らないという選択肢を取ったら──それはそれで、会社からは「扱いにくい人材」として雑に扱われることもあります。実際、過去にそういう立場の人たちが、希望していない転勤を命じられたり、誰もやりたがらないプロジェクトに放り込まれたりする姿も見てきました。「会社は守ってくれない」、この思いは日に日に強くなっています。

だからこそ、私はもう一つの視点を持っておく必要があると思いました。

病まないと会社は動かないのか?

今回、私が精神的に限界を迎えてようやく、会社は人員の調整に動きました。つまり、「壊れてからじゃないと動かない」組織なのです。本来ならば、本人がSOSを出した時点で何らかの対応があってしかるべき。しかし、現実は違った。それどころか、「管理職候補」という名のもとに、無理な要求が積み重ねられただけ。

この体験を通して、「会社に人生を預けていて本当にいいのか?」という根本的な問いが頭から離れなくなりました。

辞める準備だけはしておく

今は復職を前提に考えつつも、いつでも辞められる準備だけは進めてい気、会社に依存しすぎない生き方を模索したいと考えるようになりました。

仕事は大事。でも、自分の人生はもっと大事。たとえ今の会社で出世できたとしても、それが心と体を壊すようなものなら、意味がない。今後は「働くために生きる」のではなく、「生きるために働く」方向へ、自分の人生を少しずつシフトしていきたいと思っています。

「今までやりたい事ができていなかったんだな」
「家族との時間は本当に大事だな」

休職を機に会社に縛られない自由な時間に幸福を感じるだけでなく、
新しい挑戦として不動産投資などにも関心を持ち、少しずつ勉強を始めました。

理想は働き方を「ゼロか100」ではなく、自分らしい“60”くらいのバランスで働ける道が見つかれば良いなと感じています。


おわりに:休職は人生を見つめ直すきっかけ

休職するまでは、自分を責めたり、「こんなことで…」と情けなくなる気持ちも正直ありました。

でも、今ではこう思います。

休職は人生を見つめ直すきっかけだった。

心と身体を整えて、自分を再発見する時間。
ただ、中には同じような境遇でも私以上に苦しんでいる方もいらっしゃるのではないかと思います。
私の場合は「今まで積み立てていた資産があったことがずいぶん気を楽にしてくれているな」と感じました。
何かあった時に助けてくれるのは会社ではありません。過去の自分の選択・行動が今の自分を支えてくれていることを大きく実感します。

そういった意味でも資産形成は本当に大事だなと感じました!

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